Ｂ型肝炎の治療方法と薬

B型肝炎の治療目的は、ウィルスの増殖を抑えて肝炎を沈静化させること、となります。
B型肝炎を発症しても、35歳未満の場合は自然に肝炎が沈静化することも多いようなので、 すぐ治療を開始する必要は無いようです。
治療開始の判断は、年齢、ウィルス量、炎症の程度などから決定されます。
そのため35歳未満の場合の治療方法は、よほど特別なことがない限り、経過観察が行われます。
35歳以上の場合、自然治癒が期待できなくなってくる上、肝硬変などへ進行する可能性があるので、薬を使った治療が行われます。
B型肝炎の治療方法は大きく分けると、抗ウィルス療法と庇護療法があります。
抗ウィルス療法には、インターフェロン療法、エンテカビル治療、ラミブジン治療、ラミブジン＋アデホビル治療があります。
効果には個人差があるため、これらの薬をベースに状況に応じて治療が進められます。
しかし、状態によっては抗ウィルス剤が使えない場合も少なくないので、その場合は庇護療法が行われます。
肝臓が破壊されるのを防ぎ、肝臓の機能を改善することを目的としているので、 ウィルスを直接減らす治療ではなく、長期間治療を続ける必要があります。
どの治療方法を取るにしても、ある程度の治療期間が必要になるようですね。
もし治療が必要となった場合は、きちんと診断を受け、地道に薬で治療するしかないようですね。
その際は、症状が軽くなったからとかってに薬をやめたりせず、きちんと続けることが大切ですね。

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