ミニは、1959年にオースチンとモーリスから発売された、画期的な前輪駆動のコンパクトカーです。

BMWのミニクーパーs

ミニクーパーSは相次ぐ吸収合併はありながらも、2000年まで、約40年に渡って、生産、販売されていました。
現在のミニは、BMWの傘下に入り、BMWによって開発されています。
1994年、BMWがローバーグループを総括すると同時に、全く新しいミニの開発が開始されました。ところが、ローバーの経営悪化はとどまるところを知らず、ついにBMWはローバーを切り離すことにしたのです。その後、BMWミニは2001年に発表されました。
日本では、BMW JAPANが3月2日をミニの日として、2002年3月2日に発売されたのです。
まさに新世代のミニであるBMWミニは、コンパクトな輸入車であることを理由に、日本国内の販売も好調に推移しています。輸入車ランキングでも上位の人気車です。
そのミニも2006年にフルモデルチェンジしました。
ただし、ボディサイズや外観のデザインは先代型とほぼ共通で、区別が難しいほど類似しています。
外装のパネルを一新させ、エンジンなどのメカニズムにも手を入れているのですが、大きく変わった印象は受けません。これは、「変わらない良さ」が基本コンセプトとなっており、「変えないこと」に対する強い意思が現れていて、これもミニらしいところでしょう。
中身を充実させ、機能を進化させるためのフルモデルチェンジだったのです。
搭載されたエンジンは幅広いバリエーションで、ミニワンが最高出力95馬力の1400cc、ミニクーパーが120馬力の1600cc、そしてミニクーパーＳは175馬力の高出力を絞り出す1600ccツインスクロール直噴ターボチャージャーとなっています。
外観はオールドミニの雰囲気を漂わせながらも、中身はすっかりBMWの設計になっているというわけです。

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