肝炎になると肝臓の細胞が壊れ、肝臓の働きが悪くなってしまいます。
B型肝炎には急性B型肝炎と慢性B型肝炎があります。
急性B型肝炎は、肝細胞に炎症が起き、一時的に症状が悪化するものの、数ヶ月以内に治癒する病気です。
数ヶ月の潜伏期間を経て、倦怠感や食欲不振、吐き気などの症状が現れます。
ただ、急性B型肝炎の場合、症状がおさまった後はウィルスが体内から排除されており、自然に治癒することがほとんどのようです。
急性の場合は、症状が出たときに病院へ行ってきちんと処置すればすぐ治りそうですね。
慢性B型肝炎は、B型肝炎ウィルスが体内に残ったままで6ヶ月以上肝臓の中に住み着くことで発症します。
慢性B型肝炎の場合、症状が無いか、疲れやすい、食欲があまりない、程度の軽い症状のため気づくことがほとんどないそうです。
症状がなくてもウィルスが体内にいるわけなので、その状態で数十年と長い期間を経てしまうと、 肝硬変や肝臓がんに進行してしまう可能性があります。
肝臓は「沈黙の臓器」とよばれるくらい我慢強い臓器なので、自覚症状が出ないことが多いです。
そのため知らないうちに感染していることが多いと思います。
B型肝炎の症状が出ていなくても、定期的に健康診断をして自分の状態を把握することや、 ちょっと体調がすぐれないなどあるときは、きちんと検査して早期発見、早期治療が大切です。
私は身近でB型肝炎の方の話を聞いたことがないのであまりピンとこないところもあるし、 どの程度の辛さなのかもわかりませんが、気づきづらい病気なので油断せず正しい知識を持つことが大切だと思います。
B型肝炎・C型肝炎から肝硬変への進行を防ぐには